パタカとメキシコ・ペソ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 14:22 UTC 版)
パタカは各国でさまざまに使われてきた通貨名称であるが、19世紀のポルトガル植民地ではメキシコ・ペソ(1993年のデノミ前の旧ペソ)の別名となっていた。1894年、当時ポルトガル領だったマカオとポルトガル領ティモール(現東ティモール)では、事実上流通していたメキシコ・ペソの名称として制定された。 マカオでは、1906年の独自通貨マカオ・パタカ発行時に、香港ドルにペッグされた。ポルトガル領ティモールでは、1912年に発行された独自通貨ポルトガル領ティモール・パタカは当初はメキシコ・ペソに等価だったが、1935年にポルトガル・エスクードへのペッグに切り替わった。その後のこれらの通貨は、メキシコ・ペソ(あるいは他のペソ)と特別な関係にない。
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