フィクションとしてのSCP財団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:10 UTC 版)
「SCP財団」の記事における「フィクションとしてのSCP財団」の解説
作品世界における「SCP財団」は、自然法則を逸脱した異常な生物・物品・現象・場所(SCPオブジェクト。これらは、SCP-173のようにファイル番号で呼称される)の捕捉・研究を世界各国の政府より委任された秘密結社だ、という設定になっている。財団はSCPオブジェクトが一般市民の目に触れれば彼らの日常生活や正常な感覚を揺るがすだけでなく、場合によっては人類の生存そのものを脅かしかねないと考えており、そのため財団は集団パニックや予想される混乱を避け、人類の文明を正常に機能させるためSCPオブジェクトを秘密裏に保管し、また一部のSCPオブジェクトについては、将来の脅威に対処するための知識を求めて研究を行っている、という設定になっている。 以上の目的のために財団は保護下にある一つ一つのSCPオブジェクトについて特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)を記した報告書を作成している、という設定になっており、これらの報告書にはSCPオブジェクトを安全な状態に留めるための手段、その性質の説明、財団による実験や研究の記録などが科学論文のような筆致でまとめられている。この設定に従って創作された架空の報告書が(次節で説明する)現実世界におけるSCP財団の主な創作物であり、この文書もSCPと呼ばれる。ただし、作品世界内でSCPは本来文書の略称とされ、SCPオブジェクトそのものを指す用語と区別される。
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