ファインマンルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 03:22 UTC 版)
「ファインマン・ダイアグラム」の記事における「ファインマンルール」の解説
ファインマンルールとは、与えられたラグランジアン密度からファインマンダイアグラムの頂点、外線、内線のそれぞれに物理変数からなる因子(factor)を対応させるルールのことである。物理変数からなる因子とは、多くの場合ベクトル[要曖昧さ回避]やテンソルやスピノルである。このルールに従い、それぞれのダイアグラムに対応する因子をかけ合わせて積分すると、摂動的に、S行列から粒子の崩壊率(decay rate)、寿命、断面積(cross section)などの観測可能な物理量を計算することができる。 ファインマンルールには座標空間でのルールと運動量空間でのルールの2種類がある。 これらの対応表を与えるルールは、ある程度の一般的な形もあるが、通常、相互作用の形によってそれぞれ違った形のものが使われる。一般的なファインマンルールの大雑把な計算の流れは次のように与えられる。
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