一般的なファインマンルールを用いたS行列の計算の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 03:22 UTC 版)
「ファインマン・ダイアグラム」の記事における「一般的なファインマンルールを用いたS行列の計算の流れ」の解説
求めたい摂動の次数に等しいだけの頂点を持ったファインマンダイアグラムをすべて書き出す。この時、相互作用の形によって頂点から出る線の種類と数は決まっている。粒子と反粒子が異なるような場(実でない場)の場合、矢印で粒子の進行する向き(反粒子の進行とは逆方向)を示すことでこれを区別する。 ファインマンルールに従い、頂点、内線、外線に対応する因子を全てかけ合わせ、積分を実行する。このときの積分は座標空間の場合、頂点に伴う座標変数について行い、運動量空間の場合は、内線に伴う運動量について行う。 ダイアグラムに対称性がある場合は同じ形になるダイアグラムの個数で割る。(Symmetry factor) フェルミオンの反交換関係から出る符号(±)を掛ける。(fermionic sign) 書き出した全てのダイアグラムに対して足しあわせる。
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一般的なファインマンルールを用いたS行列の計算の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 03:29 UTC 版)
「ファインマンルール」の記事における「一般的なファインマンルールを用いたS行列の計算の流れ」の解説
求めたい摂動の次数に等しいだけの頂点を持ったファインマンダイアグラムをすべて書き出す。この時、相互作用の形によって頂点から出る線の種類と数は決まっている。粒子と反粒子が異なるような場(実でない場)の場合、矢印で粒子の進行する向き(反粒子の進行とは逆方向)を示すことでこれを区別する。 ファインマンルールに従い、頂点、内線、外線に対応する因子を全てかけ合わせ、積分を実行する。このときの積分は座標空間の場合、頂点に伴う座標変数について行い、運動量空間の場合は、内線に伴う運動量について行う。 ダイアグラムに対称性がある場合は同じ形になるダイアグラムの個数で割る。(Symmetry factor) フェルミオンの反交換関係から出る符号(±)を掛ける。(fermionic sign) 全てのダイアグラムに対して足しあわせる。
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