ヒルビリー登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:09 UTC 版)
1920年代、レコード会社が「ヒルビリー」と言うレーベルで、南部の白人大衆向けにアメリカのフィドル音楽と民謡の音楽を売りだした。アメリカ民謡に起源を持つメロディと、孤独、貧困、望郷など同時代のメイン・ストリームが取り上げないテーマを含んだ歌詞が共感を呼んだ。映画の誕生後は西部劇でカウボーイ姿で歌って人気を得る者が多く出て、西部開拓時代への懐古と田舎の生活への郷愁がこのジャンルの特徴となり、第二次世界大戦前後の愛国心の高揚期にこの種の音楽は最盛期を迎えた。ヒルビリーと言う語はもともと南東部山岳地帯出身者に対する蔑称だったため、後にカントリー・アンド・ウエスタンとレーベル名を変えることになる。
※この「ヒルビリー登場」の解説は、「音楽史」の解説の一部です。
「ヒルビリー登場」を含む「音楽史」の記事については、「音楽史」の概要を参照ください。
- ヒルビリー登場のページへのリンク