ヒラスズキ Lateolabrax latus 英: Blackfin seabass (Katayama, 1957)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 13:53 UTC 版)
「スズキ (魚)」の記事における「ヒラスズキ Lateolabrax latus 英: Blackfin seabass (Katayama, 1957)」の解説
全長は最大で1mを超える。スズキによく似ているが和名のとおり体高がより高くて平たい体型をしている。他には吻がやや長くて下あごの下面に鱗があること(無いものもある)、尾びれのつけ根が太くて切れこみも浅いこと、側線下方鱗や背鰭軟条数などで他の2種と区別できる。また、頭に対し目が大きい。房総半島および能登半島から屋久島までの太平洋側および日本海側の沿岸、朝鮮半島南岸に分布する。沖縄にも生息するらしい。成魚は外洋に面した岩礁域に主に生息する。大きな内湾にはあまり侵入しないが,外洋に面した河口域には稚魚や若魚を中心に普通にみられる。産卵期は11月から4月頃と考えられるが、年によってあるいは海域によって異なるようである。土佐湾では1月ごろから仔稚魚が砂浜海岸などの沿岸浅所に出現し、河川のかなり塩分の低い(1ppt以下)水域にも進入する。種子島では10cm程の個体がスズキのように純淡水域まで遡上した記録がある。生態・生理など不明な部分が多い魚である。水産資源としてはスズキより少なく、美味とされ価格も高めである。
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