ひな‐ぎきょう〔‐ギキヤウ〕【×雛×桔▽梗】
ヒナギキョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 01:17 UTC 版)
ヒナギキョウ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() Wahlenbergia marginata
(2010年5月8日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Wahlenbergia marginata (Thunb.) A.DC.[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ヒナギキョウ[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
southern rockbell |
ヒナギキョウ(雛桔梗、細葉沙参[2]、学名: Wahlenbergia marginata)は、キキョウ科ヒナギキョウ属の多年草。日当たりのよい道端などに生える雑草。
なお、ヒナキキョウソウ(Triodanis biflora)はキキョウ科キキョウソウ属の植物。
形態・生態
茎は細く、まばらに枝分かれする[3]。茎には縦筋があり、まばらに立った毛がある。
葉は茎の下部につける[4]。葉は下部のものは線状披針形で、数は少ない。葉の縁はやや厚くなって白っぽく、波状の鋸歯があるが、なめらかな場合もある。先端は尖り、基部は次第に細くなって葉柄は区別できない。
花は青紫色で、枝先に1つずつつける[3]。花茎は立ち上がり、長さは20cmほどにもなり、葉のついた部分の枝よりずっと上に出る。花は上向きに咲く。花弁は漏斗型で長さ5-6mm、先端は五弁に分かれる。
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
分布・生育環境
中国、朝鮮半島、日本(本州〜沖縄)、東南アジア、オーストラリアに分布[4][5]。
低地から低山の日当たりのよい所に生える。ごく背の低い植物で、背の低い草地や芝生に見られる。
脚注・参考文献
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Wahlenbergia marginata (Thunb.) A.DC.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月21日閲覧。
- ^ 金沢庄三郎 編「ひなぎきょう(雛桔梗・細葉沙参)」『広辞林』(新訂)三省堂、1934年、1608頁。
- ^ a b 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、114頁。ISBN 4-635-07001-8。
- ^ a b 亀田龍吉、有沢重雄『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、55頁。ISBN 978-4-09-208303-5。
- ^ 波田善夫. “ヒナギキョウ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2012年8月2日閲覧。
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本III 合弁花類』,(1981),平凡社,p.150.
関連項目
- 草の一覧
- ヨーラン・ヴァーレンベリ-学名の由来の植物学者
外部リンク
- "Wahlenbergia marginata (Thunb.) A. DC" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2012年8月2日閲覧。
- "Wahlenbergia marginata". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Wahlenbergia marginata" - Encyclopedia of Life
- ヒナギキョウのページへのリンク