パイパーズ・ピット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 06:36 UTC 版)
「ロディ・パイパー」の記事における「パイパーズ・ピット」の解説
パイパーがホストを務めるインタビューコーナー。1984年に開始。絨毯の敷かれたリング上またはスコットランド風の装飾が施されたバックステージのセット内で行われる。大抵が対象となるレスラーに何かと因縁を吹っ掛け、乱闘になった挙句、抗争に発展するパターンである。特に第1回レッスルマニアへのプロローグとなった、ジミー・スヌーカの頭でココナッツを叩き割ったシーンは有名。このコーナーがパイパーのヒールとしての人気を決定付け、レスラーとしては体格に恵まれなかったパイパーを一躍スーパースターの仲間入りさせた(パイパーはNWAミッドアトランティック時代から、本やラジオなどをチェックしてインタビューに使えそうなフレーズを書き留めていたという)。 以降、パイパーと同じくマイクパフォーマンスに優れたレスラーがスターダムに上がるようになり、その後のアメリカンプロレスに与えた影響は非常に大きい。ザ・ロックも「ハルク・ホーガンよりもそれに唾を吐くロディ・パイパーになりたかった」と、尊敬するレスラーの一人として名前を挙げている。パイパーズ・ピット以降、WWEではジェリー・ローラー(キングス・コート)、ショーン・マイケルズ(ハートブレイク・ホテル)、クリス・ジェリコ(ハイライト・リール)、カリート(カリートス・カバナ)、レネ・デュプリー(カフェ・ド・レネ)、エッジ(カッティング・エッジ)、MVP(VIPラウンジ)、ザ・ミズ(ミズTV)などが同様のインタビューコーナーを行なっている。 引退後も、パイパーがWWEの番組にゲスト出演した際に、ストーン・コールド・スティーブ・オースチン、ミスター・マクマホン、ジョン・シナ、ランディ・オートン、ウェイド・バレット、ザ・シールド、CMパンク、ルセフ、ライバックらを招いて行われたことがある。近年では、ヒールのレスラーとパイパーが舌戦を展開した後、ベビーフェイスのレスラーが登場してヒールとの乱闘の末に必殺技を決め、パイパーがそれをたたえるというパターンが定番化していた。
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