バレットプルーフ・ダイエット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 22:31 UTC 版)
「デイヴ・アスプリー」の記事における「バレットプルーフ・ダイエット」の解説
アスプリーの著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(The Bulletproof Diet: Lose up to a Pound a Day, Reclaim Energy and Focus, Upgrade Your Life)』は、食事、サプリメント、テクノロジーを利用していかに人間の身体を「ハック」し、「パフォーマンスの高い生活」を送れるようになるか考察した本である。同書の勧める食事計画では、脂肪と野菜を大量に食べ、タンパク質はほどほどにし、毒性物質とでんぷん摂取を低量に抑えて、カロリーの50-70%を健康的な脂肪から摂取し、20%をタンパク質から、20%を野菜から、そして5%を野菜もしくはでんぷんから摂ることが望ましいとされる。 マザー・ネイチャー・ネットワークのマイケル・デストリースによれば、バレットプルーフ・ダイエットは「有名人が実践しており、支持者も続々と増え、さらに書籍まで出た」ことで、「2015年最初のダイエット・ブームになった」。 ヴォックスのジュリア・ベルズは『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』を「悪質な流行ダイエットの戯画」だと批判しており、多くの主張がエビデンス抜きでなされているか、都合のいい研究成果だけをつまみ食いして、読者にバレットプルーフの商品を購入するよう誘導していると述べている。特にベルズが問題視しているのは、食事を変えることで炎症を抑えることができ、体重減に繋がるというアスプリーの主張である。ベルズによれば、特定の食事がもたらす健康上の利益に関して正反対の結果を示す研究をアスプリーは無視しており、また動物に関する研究や、非常に小さな人間のグループ、また特定の疾患を抱えた人についてなされた研究を、不適切な仕方で全ての人に一般化しているという。
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