バカリとは? わかりやすく解説

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ばかり【許り】

読み方:ばかり

[副助]名詞副詞活用語連体形一部助詞に付く。

範囲限定する意を表す。…だけ。…のみ。「あとは清書する—だ」「大きい—が能じゃない

いそのかみ古き都のほととぎす声—こそ昔なりけれ」〈古今・夏〉

おおよそ程度分量を表す。…ほど。…くらい。「まだ半分残っている」「一〇歳—の男の子

三寸—なる人」〈竹取〉

(「…たばかりに」の形で接続助詞的に用いてそれだけ原因での意を語調強めて表す。…ために。「動揺した—に制球乱れた」「強行採決をした—に議場荒れた

動詞連体形または助動詞「ぬ(ん)」を受けて)ある動作が今にも行われようとする状態を表す。「いつでも出発できるになっている」「泣き出さん—の顔」

(「…たばかり」の形で)動作完了してまもない状態にある意を表す。「銀行から引き出した—のお金」「今出かけた—だ」

(「…とばかり」「…とばかりに」の形で)強調の意を表す。「ここぞと—声援する」「待っていたと—に飛び出す

[補説] 動詞「はか(計)る」の連用形名詞化した「はかり」から転じたもので、2本来の用法とされる中古では12とも、用言終止形にも付いた1中古以降の用法で、中世以降2衰え、「ほど」がそれに代わり1は「のみ」よりも優勢になった。近世以降は、限定に「だけ」「きり」が加わるようになる。なお、「ばかり」はくだけた話し言葉では、「ばっかり」「ばっかし」「ばかし」という形も使われまた、っぱかり」の形になることもある。


バカリ

名前 Bacary; Bakari; Bakary


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