ハフト・スィーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 07:58 UTC 版)
イラン独自の習俗としてはハフト・スィーン(Haft Sīn:7つのS)があり、頭文字がスィーン Sīn で始まる7つのものを集めて祝われる。代表的なものとしては、健康、美しさ、実りを象徴するリンゴ(sīb、سیب)、人生における喜びの象徴であり、健康を保つための薬ニンニク(sīr、سیر)と、スーマック((en、ウルシ科)の実(Somāq、سماق)、忍耐の象徴である酢(serke、سرکه)、愛情や生の象徴であるヤナギバグミ(Senjed、 سنجد)、再生や喜び、自然と人間の生活の結びつきを示している青草(sabzeh、سبزه)と植物の生育と実りの象徴である甘いプディングのサマヌー(Samanū、سمنو)である。 また、これらに加えて、創造の象徴である卵、統一や明るさの象徴である鏡、人生における清らかさ・恩恵の象徴である水、イラン暦最後のエスファンド月を示す、活力や人生の象徴である金魚、そして、商売の繁盛や投資の象徴である硬貨、明るさや熱、光の象徴であるろうそく、杉の木の枝やスイセンの花もハフトスィーンも飾られる。また、砂糖菓子やクルアーンも飾る。
※この「ハフト・スィーン」の解説は、「ノウルーズ」の解説の一部です。
「ハフト・スィーン」を含む「ノウルーズ」の記事については、「ノウルーズ」の概要を参照ください。
- ハフトスィーンのページへのリンク