ハッタとヘイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 16:57 UTC 版)
「鏡の国のアリスのキャラクター」の記事における「ハッタとヘイヤ」の解説
白の王様の二人の使者(王様は一方が「行きの使者」でもう一方が「帰りの使者」だと説明する)。先に野ウサギの姿をした「ヘイヤ」がやってきて、町でライオンとユニコーンが争い始めたことを伝えた後、王にハムサンドと干し藁を与える。アリスたちが町へ来ると、帽子を被ったもう一人の使者ハッタ(彼はヘイヤから「牢獄から出てきたばかり」と紹介される)が、パンと紅茶を摂りながら戦いを見物しており、彼から戦いの状況の説明が行われる。 この二人の使者は「アングロサクソン風姿勢」と称される、くねくねとした奇妙な姿勢を絶えずとっている。これは当時イギリスで流行していた「アングロサクソン学」なるものに対するキャロルの風刺らしい。なおこの二人の使者は、テニエルの挿絵を見ても明らかに前作『不思議の国のアリス』に登場した帽子屋と三月ウサギの再登場であるが、なぜかアリスは再会に気づくことはない。
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