萩屋1号【ハギヤ1ゴウ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5481号 |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | つばき | |
登録品種の名称及びその読み | 萩屋1号 よみ:ハギヤ1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 8日 | |
品種登録者の名称 | 日本農薬株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区日本橋一丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 萩屋薫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,寒椿に「攸県油茶」を交配して育成されたものであり,花色は地色が淡紫ピンクで鮮紫ピンクの雲状斑が入る一重咲きのやや小輪花である。 樹形は横張性及び枝垂性,樹高は普通,枝の太さ,分枝性及び節間長は中である。葉形は長楕円形,葉の大きさは中,葉姿は平ら,葉の先端の形は凸形,葉脚の形は鋭脚,色は緑,光沢は少,厚さは中,葉縁の形は粗い鋸歯,葉柄の長さは中,葉柄及び葉の毛は葉柄にかなり多く,葉の表裏に毛ありである。花は一重咲き,花形は平開咲き,花の着き方は横向き,大きさはやや小輪である。花色区分は複色,花色(地色)は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501),複色花の区分はその他の斑,その他の斑の区分は雲状斑,斑の色は鮮紫ピンク(同9504),外花弁の形は倒卵形,弁脈は無,弁縁の形は桜弁及び凹みの混在,花弁数は 9以下,外花弁の曲り方は波曲,つぼみの形は長尖形である。雄ずいの形は筒しべ,花糸の色は淡黄,やくの色は濃黄,花弁と雄ずいのゆ着はする,子房の毛は多,室数は3,花の香りは微である。開花期は冬咲き,開花量は中である。 「旭鶴」と比較して,花色は地色が淡紫ピンクであること,斑の区分が雲状斑であること,斑の色が鮮紫ピンクであること,雄ずいの形が筒しべであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(新潟県白根市)において,昭和55年に育成者所有の寒椿に「攸県油茶」を交配し,60年にその実生株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「湖衣姫」であった。 |
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