ハイオクガソリンの性能偽装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 17:26 UTC 版)
「高オクタン価ガソリン」の記事における「ハイオクガソリンの性能偽装」の解説
毎日新聞は2020年6月28日、コスモ石油が「スーパーマグナム」のブランドで販売するハイオクガソリンについて、ウェブサイトで清浄剤が配合されておりエンジン内部の汚れを取り除くとの虚偽の宣伝を行っていたと報道した。実際にはそのような事実は無く、同社は記載を削除した。メンテナンスの観点では上記性能の有無で、経年によるエンジン状態の劣化に大きな差が発生する。 毎日新聞は2020年6月29日、キグナス石油が「α-100」のブランドで販売するハイオクガソリンについて、ウェブサイトでオクタン価は100であると虚偽の宣伝をしていたと報道した。しかし実際のオクタン価はそれより低かった。高オクタン価のガソリンを指定している高性能車にとっては、規定値下限であるオクタン価ではエンジンでノッキングや早期着火が起こりやすくなり、その寿命の短縮に繋がる。 これらについては上記の件と合わせ、コスモエネルギーホールディングス とキグナス石油 が後日釈明のプレスリリースを出し、コスモは自社規格に合致しているのを確認して出荷しているため、キグナスはJIS規格と自社規格の基準をクリアしているのを確認しているため、それぞれ品質に問題ないと主張した。
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