ノガン保護地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 22:28 UTC 版)
「ハノーファー-ベルリン高速線」の記事における「ノガン保護地」の解説
路線が経由するラーテノウの東、ブッコウ (Buckow) 付近には、ハーフェルラント湿地 (Havelländisches Luch) があり、6,400haの自然保護地区になっている。絶滅が危惧されているノガンにとってはドイツでは最後の保護地区で、世界でも最大の渡来地となっている。 1995年まで、鳥類保護のため6kmのトンネルを10億ドイツマルクかけて建設することを含めた保護策が議論された。鳥類保護のためにトンネルを建設する場合は7年、開削工法トンネルでは5億ドイツマルクがかかるとされ、周囲への影響についても調査された。153km~158kmポストにかけての6kmの区間はでは7mの高さの築堤が建設された。これは鳥類が飛びやすくするための配慮であり、鳥類が飛び立つときの速度は非常に低い。148.5km~165.5kmポストの区間では、レールテ線の並行新線(第三線)の軌道が省略されることになった。この区間では架線柱も低くされ、列車の最高速度も200km/hに抑えられている。 およそ300haが補償生息地として自然公園として追加された。この影響により開業計画が1997年から1998年に遅れている。
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