ネーメト・ミクローシュ_(陸上選手)とは? わかりやすく解説

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ネーメト・ミクローシュ (陸上選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 06:56 UTC 版)

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この項目では、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記していますが、印欧語族風にミクローシュ・ネーメトと表記することもあります。
ネーメト・ミクローシュ
選手情報
フルネーム ネーメト・ミクローシュ
国籍  ハンガリー
種目 やり投
生年月日 (1946-01-23) 1946年1月23日(74歳)
生誕地 ブダペスト
自己ベスト やり投 : 94m58 (1976年)
 
獲得メダル
 ハンガリー
陸上競技
オリンピック
1976 モントリオール 男子 やり投
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ネーメト・ミクローシュハンガリー語Németh Miklós [ˈneːmɛt ˌmikloːʃ]、1946年1月23日 - )は、ハンガリーの陸上競技選手。1976年モントリオールオリンピックの金メダリストである。ブダペスト出身。

経歴

ネーメトは、1960年代から1970年代にかけて活躍したやり投の選手である。父親のネーメト・イムレも陸上選手で、1948年ロンドンオリンピックハンマー投で金メダルを獲得している。

ネーメトが最初にオリンピックに出場したのは1968年メキシコシティーオリンピックである。しかし、この大会では決勝に残ることなく敗れている。4年後の1972年ミュンヘンオリンピックでは決勝に残り、81m98で7位となっている。

1976年モントリオールオリンピックでは、予選で89m28の2位で決勝に進出。翌日の決勝では、1投目に94m58と、西ドイツクラウス・ヴォルファーマンが持っていた世界記録を50cm上回る世界新記録の投てきでトップに立つと、他の選手はネーメトに近づくこともできず、2位のフィンランドハンヌ・シートネンに6m66cmの大差を付け3回目のオリンピックではじめての金メダルを獲得。親子二代での金メダリストとなった。

ネーメトは、1980年モスクワオリンピックにも出場を果たしているが、トップから9m近い大差を付けられ8位に終わっている。また、ネーメトは、ヨーロッパ選手権にも3度出場しているが、いずれも表彰台には立っていない。

ネーメトは現役引退後はやりの製作を行っていた。1991年にネーメトが表面加工し作成したやりで世界新記録が続出。ネーメトのやりとしてもてはやされたが、規定違反のやりということで、このやりで出された世界記録を抹消された。

自己ベスト

  • やり投 - 94m58 (1976年)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1966 ヨーロッパ陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) やり投 5位 79m82
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) やり投 17位(q) 75m50
1970 ユニバーシアード トリノ(イタリア) やり投 1位 81m94
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) やり投 7位 81m98
1974 ヨーロッパ陸上選手権 ローマ(イタリア) やり投 7位 81m06
1976 オリンピック モントリオール(カナダ) やり投 1位 94m58
1977 IAAFワールドカップ デュッセルドルフ(西ドイツ) やり投 3位 80m82
1978 ヨーロッパ陸上選手権 プラハ(チェコスロバキア) やり投 7位 83m58
1980 オリンピック モスクワ(ソビエト連邦) やり投 8位 82m40
  • qは予選

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