ネプツニウム‐けいれつ【ネプツニウム系列】
ネプツニウム系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 04:26 UTC 版)
ネプツニウム系列(ねぷつにうむけいれつ、英: Neptunium series)は、ネプツニウム237からタリウム205までの崩壊過程のことである。ネプツニウム系列に属する核種の質量数はnを整数とすると4n+1で表すことができるので4n+1系列ともいう。親核種であるネプツニウム237の半減期が200万年程度しかなく子孫核種の半減期はそれよりも短いため、ネプツニウム系列の同位体は最終系列核種のビスマス209とタリウム205を除いて、ほとんど現存していない。そのため、自然界で確認できる他の3つの崩壊系列に対して発見が遅れ、「ミッシング・シリーズ」と呼ばれていたが、1947年にプルトニウム241を起点とする崩壊系列として発見された。因みに自然界に於いては、ウラン鉱の中から極微量のネプツニウム237が核種崩壊の際の副産物としてしばしば発見されるため、わずかながら自然界に於いても確認されている。
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- ^ Pierre de Marcillac; Noël Coron, Gérard Dambier, Jacques Leblanc, Jean-Pierre Moalic (4 2003). “particles from the radioactive decay of natural bismuth”. Nature 422 (6934): 876. doi:10.1038/nature01541 2008年6月20日閲覧。.
- 1 ネプツニウム系列とは
- 2 ネプツニウム系列の概要
ネプツニウム系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 14:43 UTC 版)
詳細は「ネプツニウム系列」を参照 ネプツニウム237からビスマス209、タリウム205に至る系列をネプツニウム系列という。質量数 4n+1 の核種から成る。ビスマス209以前の核種は全て半減期が短いため、天然にはほとんど現存しない。
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