ニケタス
ニケタス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:37 UTC 版)
「キリスト教とイスラム教」の記事における「ニケタス」の解説
著書『 A history of Christian-Muslim relations (キリスト教徒とムスリムの関係性の変遷)』で、ヒュー・ゴダールはダマスコのイオアンとセオファニスの2人について触れ、ビザンツ帝国のニケタスの影響について考察した[要説明]。ニケタスは、皇帝ミカエル3世(842年-867年)に代わって手紙の返事を書いた人物である。ゴダールはニケタスの見解を次のように要約している。 要するにムハンマドは無知な大ぼら吹きであり、無知で野蛮なアラブ民族をそそのかして、野卑で冒涜的で偶像崇拝的な悪魔的宗教を受け入れさせるという詐欺を働いたのである。この宗教は、無益な思い違い、知的な大罪、教義の錯誤、道徳脱線に満ちている。 さらにゴダールは、ニケタスの著作にはクルアーン、特にスーラ2-18に対する広範囲な知識が見られることに注目している。ニケタスの記述は、ビザンツ帝国の分野において、議論の傾向や論旨を記録して後世に力強い先例を残すことになった。
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