ドーピングによる出場停止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 20:51 UTC 版)
「サンドラ・ペルコビッチ」の記事における「ドーピングによる出場停止」の解説
2011年6月、ペルコビッチはダイヤモンドリーグの上海戦とローマ戦の前月に行われた2つのドーピングテストで失格となったと発表された。世界アンチ・ドーピング機関が2010年から禁止している覚せい剤の1種であるメチルヘキサナミン(英語版)の陽性反応が出たのである。ペルコビッチはNox Pumpというアメリカ産の栄養ドリンクを摂取したのが原因であり、禁止薬物が入っていたとは知らなかったと弁明した。この時、ペルコビッチはB検体の分析を求めなかった。 クロアチア陸上競技連盟は、ペルコビッチに禁止薬物を摂取する意図はなく、ましてや禁止薬物と知って使用したわけではないことから、国際陸上競技連盟(IAAF)の事後承認を得て、半年間の大会参加資格停止処分とした。IAAFの規定により、最初の陽性反応検出以後の記録が抹消され、ヴァラジュディンで2011年6月4日に出した69m99(この大会のドーピング検査では陰性だった)も失われた。69m99は過去12年間での世界最高記録だった。出場停止期間は同年12月7日までであったため、ペルコビッチは2011年シーズンをこの騒動により終了、世界選手権にも出場できなかった。
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