ドウガネブイブイポックスウイルス
和名:ドウガネブイブイポックスウイルス |
学名:Anomala cuprea EPV |
分布:日本 |
写真(上):ポックスウイルスに感染したドウガネブイブイ幼虫(上段),下段は健全虫 |
説明 ポックスウイルス科に属し,ドウガネブイブイの幼虫に寄生する。ドウガネブイブイのポックスウイルス病は日本から報告されているだけであるが,ヨーロッパ,中国など日本以外からもコガネムシ幼虫に寄生する類似のウイルスは発見されている。罹病虫は生存中から体色とくに尾部が白化して見える。ウイルスは主に脂肪細胞,ときに血球の細胞質で増殖する。顕微鏡で見ると楕円体と紡錘体の2種類の封入体を作るが,ウイルス粒子は楕円体の方だけに包埋されており,紡錘体には含まれていない。他の病原との併用ではドウガネブイブイ幼虫の死亡率に相乗的効果がみられ,またドウガネブイブイ密度の高い野外では本ウイルスの感染率が高いことから,個体群密度への影響は大きい可能性があるが,増殖が困難なことから微生物的防除への利用は行われていない。 |
ドウガネブイブイポックスウイルスと同じ種類の言葉
ウイルスに関連する言葉 | 麻疹ウイルス(ましんういるす) ラブドウイルス ドウガネブイブイポックスウイルス ヒトT細胞白血病ウイルス エンテロウイルス |
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