ドイツ商館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 23:47 UTC 版)
「レッツ商会(F.retz&Co)」横浜居留地214番と神戸居留地82番にあった。レッツ商会は長い間繁盛したため、現存品も多い。普及品から中級品が多いが、特注品とみられる高級品も散見される。なお、清水次郎長が愛用した時計もレッツ商会のものであった。フリードリヒ・レッツは事業の傍ら横浜外人墓地の運営にもたずさわる。外国人墓地15区に埋葬される。 マーク「蝶に矢」「三日月にカゲロウ」「朝日印」など 「謙信洋行」最初は神戸に商館をもうけ、のちに横浜に移転。中国への販路拡大に力を入れていた。 マーク「鷲に盾と矢」 「カール・ローデ商会」時計のほかにも染料を輸入。カール・ローデは1891年にドイツ領青島へ去ったが、第1次大戦で俘虜として日本に連れ戻され、板東俘虜収容所で3年間を過ごした。ここで日本初の「第九」の演奏が俘虜たちによって行われたというエピソードがある。 マーク「飛ぶ鷲」 「L.クニフラー商会」大手総合商社として知られる。クニフラーの帰国後、イリスが経営を引き継ぎ「C.イリス商会」となった。 マーク「馬印」 「A.エストマン商会」保険代理店業務も行っていた。 マーク「王冠印」「ライオン印」
※この「ドイツ商館」の解説は、「商館時計」の解説の一部です。
「ドイツ商館」を含む「商館時計」の記事については、「商館時計」の概要を参照ください。
- ドイツ商館のページへのリンク