トライデント【トライデント】(工芸作物)
登録番号 | 第5191号 | |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | なたね | |
登録品種の名称及びその読み | トライデント よみ:トライデント | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 樋口光里 山下俊正 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,春播性のなたねから発見した雄性不稔系統後代を母系とし,秋播性のなたねから発見した稔性回復系統と春播性の系統との交配育成系統を父系とした交雑品種であり,特性調査地域(北海道夕張郡長沼町)における成熟期は早生,エルシン酸を含まず,グルコシノレート含量が少ない春播性の品種である。 草型はⅢ型,草丈は中,第1次分枝数は少,総分枝数は中,葉形は楕円形,欠刻は浅,色は緑,葉,茎莢のアントシアンの有無及び根の肥大は無である。花色は黄,穂長はやや長,1穂莢数は少,莢の長さは短,花柱の長さ,着莢密度及び1莢の結実数は中,粒色は黒,粒大整否は中である。春播性程度は高,抽苔期,開花期及び成熟期は早,子実収量は少,千粒重は中である。含油率は中,エルシン酸含量は無,グルコシノレート含量は少である。 「Wester」及び「OAC Triton」と比較して,子実収量が多いこと等で,「キザキノナタネ」と比較して,草丈が低いこと,春播性程度が高いこと,グルコシノレート含量が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の研究農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において,昭和60年に春播性のなたねから発見した雄性不稔系統後代を母系とし,62年に秋播性のなたねから発見した稔性回復系統と春播性の系統との交配育成系統を父系とした交雑品種であり,平成2年以降,特性検定試験を行い,その特性を確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「No.9122」であった。 |
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