トヨペットSA
公募した名称で、トヨタのペットの意。戦後の1947年10月に発表、生産を開始した。トヨタには戦前に1404台生産・販売したAA(乗用車第1号)、発展型トヨタACというクルマもあった。SAはバックボーンフレーム、全輪独立サスペンションというメカニズムを持ち、水冷直列4気筒サイドバルブの995cc・27psエンジンを搭載した小型車だった。寸法は全長3800mm、全幅1590mm、全高1530mm、車重1170kg。ミッションは3速コラムシフト。最高速度87km/hをマークした。その後、SC、SB、SDなどと続くが、53年に1.5LのR型エンジンを開発、RHN、RHKモデルへと進化、タクシーにも使用され“神風”の異名を頂戴した。さらに、スーパーRH、SHと発展するが、53年9月に発売したモデルが最後となった。全215台の生産台数だった。
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