東海の倉【トウカイノクラ】(草花類)
登録番号 | 第5689号 | |
登録年月日 | 1997年 7月 28日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 東海の倉 よみ:トウカイノクラ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 7月 29日 | |
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地、愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「富士の雪」の自然交雑実生から選抜,育成されたものであり,花は黄白色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さはやや強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は 0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや低,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,葉の表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度はやや低,厚さはやや厚,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は400~599,管状花数は50~99,分布は散在,全長は7.0~7.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は盛上がったドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは40~49mm,花首の長さは30~39mmである。季咲きの開花期は夏で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は6月中旬である。 「東海白山」と比較して,管状花数が多いこと,管状花の分布が散在であること,花たくの形が盛上がったドーム状であること等で,「岩戸」と比較して,葉の基部の形が凸形であること,たく葉が全体的にあること,花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,平成元年に「富士の雪」の自然交雑実生の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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