デ・メニル夫妻の美術蒐集とは? わかりやすく解説

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デ・メニル夫妻の美術蒐集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/23 03:34 UTC 版)

メニル・コレクション」の記事における「デ・メニル夫妻の美術蒐集」の解説

創設者のドミニク・デ・メニルの父は、油田探査世界的企業シュルンベルジェ創設したアルザス生まれ地球物理学者シュルンベルジェ兄弟一人、コンラッド・シュルンベルジェ(Conrad Schlumberger)である。ドミニク銀行家のジャン・ド・メニルと結婚したが、ナチス・ドイツ占領されフランスからニューヨークへ夫婦逃れ同じくフランスから脱出していたシュルンベルジェ社の本社があるヒューストン定住した。 夫ジョンシュルンベルジェ重役となった父の遺産継いだドミニク数十年にわたり夫妻美術品集め、夫が1973年没した後も20世紀美術作品蒐集続けた油彩画彫刻版画ドローイング写真、貴重書など、そのコレクション15,000点に達する。コレクション中心20世紀初頭から半ばにかけてのシュルレアリスム美術前衛美術作品群であり、イヴ・タンギールネ・マグリットマックス・エルンストマン・レイマルセル・デュシャンアンリ・マティスパブロ・ピカソらの作品含んでいる。またジャクソン・ポロックアンディ・ウォーホルマーク・ロスコロバート・ラウシェンバーグサイ・トゥオンブリーなど、戦後アメリカ抽象表現主義ポップアート作品幅広く集めている。現代美術以外には、骨董品ビザンティン美術中世美術民族美術などについてもまとまったコレクション有している。

※この「デ・メニル夫妻の美術蒐集」の解説は、「メニル・コレクション」の解説の一部です。
「デ・メニル夫妻の美術蒐集」を含む「メニル・コレクション」の記事については、「メニル・コレクション」の概要を参照ください。

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