デジタルテレビのキャプション規格の改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:59 UTC 版)
「クローズドキャプション」の記事における「デジタルテレビのキャプション規格の改善」の解説
CEA-708仕様がキャプションの劇的な改善を施している。 ダイアクリティカルマーク付きの文字と非ラテン文字、および特殊な記号を多数含む拡張文字セット。 文字サイズを視聴者で調整可能(仕様では「キャプションボリュームコントロール」と呼ばれている)で、個人がテレビでキャプションの大中小を選べる。 黒い背景をオプションで置き換える透明や半透明なものも含めた、テキストや背景の多彩な色調。 背景に単色の文字ではなく、縁取りや影付き文字を含む多彩な書体。 等幅フォントや可変幅フォント、セリフ体やサンセリフほか遊び心のある筆記体フォントを一部含む多彩なフォント。 映像1分あたりにより多くのデータを含めるようにするための高い帯域幅 独立したキャプションストリームのエンコードを可能にする、より多くの言語チャネル。 2009年時点で、デジタルテレビ環境向けクローズドキャプションの大部分はアナログキャプション用(CEA-708 ATSC仕様ではなくCEA-608 NTSC仕様に準拠)に設計されたツールを使って行われている。キャプションはトランスコーダーを介して実行され、それでアナログのLine 21キャプション様式がデジタル様式に変換される。これはCEA-608に内包されていない限りCEA-708の機能は用をなさないことを意味する。
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