テレビ・ゲーム機を利用したインターネットの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:16 UTC 版)
「日本のインターネット」の記事における「テレビ・ゲーム機を利用したインターネットの利用」の解説
インターネットは上述のようにパソコンや携帯電話による接続が一般的であるが、テレビ受像機を表示装置とした接続も行われた。リビングでインターネットが楽しめるという触れこみで、1996年ごろから家電各社はウェブブラウザや電子メールクライアントを搭載したテレビを発売した。しかし、当時の回線環境が貧弱であったこと、インターネットへの接続が非常に個人的な行為(リビングで皆で楽しむ利用状況は極めて稀)なこと、テレビに付属のインターネット機能がインターネット自体の進化に追いつけずすぐに陳腐化することなどのために、このようなテレビはほとんど売れなかった(代表例として三洋電機のインターネッターがある)。 また、テレビにインターネット接続用の外部装置(セットトップボックス)を取り付けるという試みも行われた。「webTV」などインターネット接続専用の装置が発売され、ドリームキャストやピピン@といった一部のゲーム機もインターネットに接続する機能を有していた。ドリームキャストについては、新しい遊び方の提案としてある程度の成功をおさめた。 携帯型ゲームにおいても、ニンテンドーDSブラウザーなどが開発された。 2005年頃から地上デジタル放送開始地区の拡大に伴い、ブロードバンドインターネット接続による双方向通信機能を生かしたデジタル放送受信可能な商品の発売が始められた。また従来とは逆にパソコン側からのアプローチ手法として、パソコンにデジタル放送受信機能を内蔵した製品の発売も始められた。
※この「テレビ・ゲーム機を利用したインターネットの利用」の解説は、「日本のインターネット」の解説の一部です。
「テレビ・ゲーム機を利用したインターネットの利用」を含む「日本のインターネット」の記事については、「日本のインターネット」の概要を参照ください。
- テレビゲーム機を利用したインターネットの利用のページへのリンク