チヨノモチ【チヨノモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11091号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | チヨノモチ よみ:チヨノモチ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 3月 18日 | |
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 春原嘉弘、須藤充、前田一春、八島敏行、神田伸一郎、上原泰樹、堀末登、川村陽一、横山裕正、舘山元春、諏訪充、藤村泰樹、三上泰正、立田久善、工藤哲夫、小山田善三 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「奥羽糯317号」と「ふ系141号」の雑種第1代に「ふ系143号(後の「ヤマウタ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県十和田市)における成熟期は中生の中、短稈、障害型耐冷性が極強の水稲、糯種である。草型は中間、稈長は短、細太は太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度は密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は褐、護穎の色は白である。芒の有無と多少は無である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性は中である。「アネコモチ」と比較して、成熟期が遅いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること、白葉枯病ほ場抵抗性が強いこと等で、「ユキミモチ」と比較して、穎色が黄白であること、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に青森県農業試験場藤坂支場(十和田市)において、「奥羽糯317号」と「ふ系141号」の雑種第1代に「ふ系143号(後の「ヤマウタ」)」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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