チラビッツ【チラビッツ】(草花類)
登録番号 | 第6164号 | |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | チラビッツ よみ:チラビッツ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 12日 | |
品種登録者の名称 | 牛田直吉 | |
品種登録者の住所 | 愛知県海部郡美和町大字東溝口字北屋敷55番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 牛田直吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ラビッツ」の枝変わりであり,花は黄白の地色に鮮紫ピンクのぼかしが入るかなり小輪で,スプレイ仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は叢性,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は淡緑,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29㎜である。葉身長は75~99㎜,葉幅は50~74㎜,基部の形は凹形,先端部分の形は鋭尖,一次欠刻は 0.70~0.89,二次欠刻の程度は高,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は緑,裏面は淡緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは30~49㎜,舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心,舌状花数は200~399である。管状花数は50~99,分布は集中,全長は6.0~6.9㎜である。花弁の形は裂け平弁,先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方はよじれ,花弁の長さは10~19㎜,幅は2.0未満,外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のぼかし,裏面は黄白(同2501)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかし,外花弁の角度は上向,花盤の色は褐色,花たくの形は盛り上がった円錐状,総ほうの大きさは10~19㎜,総ほう部から花頂部までの高さは20~29㎜,花首の長さは40~59㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(愛知県海部郡美和町)における自然開花期は11月上旬である。 「ラビッツ」と比較して,外花弁の表面及び裏面の色が黄白の地色に鮮紫ピンクのぼかしであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者のほ場(愛知県海部郡美和町)において,「ラビッツ」の中から花色がピンクの枝変わりを発見,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ピンクラビッツ」であった。 |
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