千早ピンク2号【チハヤピンク2ゴウ】(草花類)
登録番号 | 第6396号 | |
登録年月日 | 1998年 5月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きんぎょそう | |
登録品種の名称及びその読み | 千早ピンク2号 よみ:チハヤピンク2ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 谷口武司 | |
品種登録者の住所 | 長野県伊那市大字美篶6730番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 谷口武司 和田耕一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「富士の雪」の4倍体個体に「紅華」を交配して育成された3倍体植物であり,花は上唇弁上部及び中央部と下唇弁先端部が鮮紫ピンク色,下唇弁中央部が淡紫ピンク色となる切り花向きの品種である。 草型はⅡ型,草丈は中である。茎の太さは中,茎部の剛直性はやや強,茎の毛の多少及び分枝性は少,節間長は中である。葉形はⅡ型,葉長は長,葉幅及び葉の緑色の程度は中,アントシアニン及び斑入りの有無は無,葉柄の長さは短,着生角度は水平である。花穂の形,花穂長及び花間長は中,花形は普通型,花の縦径は中,横径はやや長,花冠筒部の幅は中である。上唇弁上部及び中央部の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505),底部中央部は紫ピンク(同9711),下唇弁先端部は鮮紫ピンク(同9504),中央部は淡紫ピンク(同9702),底部は明黄(同2506),花冠筒部は紫ピンク(同9503)である。上唇弁の形は広,下唇弁は中,花弁数は一重,雌ずいの形はつり針状,花柄の長さはやや短,太さは中は,1花穂当たりの花蕾数はやや多,開花の早晩性は中である。 「アンディーヌ」と比較して,上唇弁上部の色が鮮紫ピンクであること,花冠筒部の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の農場(大阪府河内長野市)において,「富士の雪」にコルヒチン生長点処理を行い,得られた4倍体個体に「紅華」を交配,以後,その実生の発芽株を組織培養により増殖,選抜を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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