タイム誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーへのネット投票
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「田代祭」の記事における「タイム誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーへのネット投票」の解説
2001年12月9日に、田代まさしが男性の風呂場覗きにより逮捕され、同11日には覚醒剤所持・使用により再逮捕された。田代は過去にも女性の下着の盗撮の容疑で書類送検された前歴があったため、2ちゃんねる上で大きな話題となった。 その後、「タイム」誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に田代(登録名は Masashi Tashiro)を1位にしようと、同誌公式サイトの投票ページへの大量投票が行われた。 この投票行為は「田代砲(たしろほう)」と呼ばれ、12月22日午後(日本時間)の時点で「Masashi Tashiro」は同ウェブサイト上の投票で1位となり、22日未明(同)には2位のオサマ・ビンラディンに約2倍の差をつける8万票余を獲得した。他にも同ウェブサイトでの投票結果には、ローマ教皇ハドリアヌス7世(Pope Hadrian VII)といった実在しない人物や、この年手首の故障で活躍できなかったMLB選手のノマー・ガルシアパーラ、さらにはナザレのイエスといった、明らかに悪ふざけと思われる人名が名を連ねる結果となった。結果、不正な組織票が投じられたという事実は明らかであったことから、投票は中止され、同年のアメリカ同時多発テロ事件でリーダーシップを発揮したルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長が、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出された。 なお、タイム誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の公式ウェブサイトへの組織的な投票としては、1998年にプロレスラーのミック・フォーリーに大量投票された前例がある。
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