タイム社の資産のその後
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「タイム (出版社)」の記事における「タイム社の資産のその後」の解説
買収終了からわずか6週間後の2018年3月、メレディス社は200人の従業員をレイオフし、今後10か月間で最大1000人をレイオフして、『タイム』『フォーチュン』『マネー』『スポーツ・イラストレイテッド』の売却を検討すると発表した。同社は、これらのブランドが同社のコアであるライフスタイル志向の資産とは一致していないと感じていた。ハワード・ミルスタイン(英語版)は2018年2月7日にメレディス社から『ゴルフマガジン(英語版)』を買収すると発表し、子会社のタイムUK社は、2月下旬にイギリスのプライベート・エクイティ・ファンドのエピリス(後にTIメディア(英語版)に改称)に売却された。2018年9月、メレディス社は『タイム』をマーク・ベニオフとその妻のリンに1億9千万ドルで売却すると発表した。ベニオフはセールスフォース・ドットコムの会長兼共同CEOであるが、『タイム』は同社とは別会社となり、ベニオフは『タイム』の日常業務には関与しない。2018年11月、メレディス社は『フォーチュン』をタイの実業家で親族がCPグループを保有するチャチャバル・ジアラバノンに1億5千万ドルで売却すると発表した。2019年5月、メレディス社は『スポーツ・イラストレイテッド』をオーセンティック・ブランズ・グループ(英語版)に1億1000万ドルで売却することを発表した。 『マネー』の売却先は見つからず、メレディス社は2019年4月に、2019年7月をもって同誌の印刷版の発行を中止し、オンライン版のMoney.comの運営をメレディス社で継続することを発表した。2019年10月、メレディス社は『マネー』のブランドとウェブサイトを、プエルトリコに拠点を置くメディア・広告会社Ad Practitioners LLCに売却した。売却条件は明らかにされなかったが、情報筋によると、売却額は2000万ドル強であり、メレディス社が2019年初頭に求めていた1000万ドルを上回っていた。 2019年11月、同社はタイム社の買収で取得した資産のうち、SNSサイトMyspaceを所有するデジタル広告会社Viant Technology Holding Inc.の株式の60%を手放した。
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