タイガー計算器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 00:21 UTC 版)
日本では大正時代に大本寅治郎により「タイガー計算器」が開発され、その商標は他のブランドも含め同系統の構造の計算機を指す、日本における代名詞になっている(商標の普通名称化)。1970年まで販売された。『計算機屋かく戦えり』(ハードカバー版では pp. 154-155)によれば、大本は参考にした機械があるとは述べていなかったというが、基本的な構造は前述のオドネルの計算機に準じている。しかし、改良や高機能化は多岐にわたり、機械的な完成度の高さや、操作性のよいレバーによるリセット操作、累算カウンタの乗算と除算のモード切り替えが、最初の操作が加算か減算かによって自動的に選ばれるなどといった点は機能性も高い。
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