ソルトレイク・シティ国際空港とは? わかりやすく解説

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ソルトレイクシティ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 00:00 UTC 版)

ソルトレイクシティ国際空港
Salt Lake City International Airport
連邦航空局・空港図
IATA: SLC - ICAO: KSLC
概要
国・地域 アメリカ合衆国
所在地 ユタ州ソルトレイクシティ
種類 公共
所有者 ソルトレイクシティ市
拠点航空会社 デルタ航空
敷地面積 3116 ha
標高 1,288 m (4,227 ft)
座標 北緯40度47分18秒 西経111度58分40秒 / 北緯40.78833度 西経111.97778度 / 40.78833; -111.97778
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
SLC
SLC
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
14/32 1,491×46 アスファルト
16R/34L 3,658×46 コンクリート
16L/34R 3,659×46 アスファルト
17/35 2,925×46 アスファルト
ヘリパッド
番号 長さ (m) 表面
HB 18 アスファルト
HC 18 アスファルト
HF 18 アスファルト
統計(2019年)
旅客数 26,808,014人
出典:ソルトレイクシティ空港局[1]連邦航空局[2]
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空港の一覧
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ソルトレイクシティ国際空港(ソルトレイクシティこくさいくうこう、: Salt Lake City International Airport)は、アメリカ合衆国 ユタ州ソルトレイクシティにある国際空港である。デルタ航空ハブ空港である。

デルタ航空のハブ空港の中でも4番目に大きく、小型ジェット機などで運行されるデルタ・コネクションスカイウェスト航空などのハブ空港でもある。その他多数の航空会社により、アメリカ国内やカナダ、メキシコ、ヨーロッパなどの都市に向けて、一日300便以上が運航されている。かつては日本への就航路線も存在した。

ソルトレイクシティ国際空港は1つのターミナルに2つのコンコースを持ち、合計46箇所の搭乗口がある。

歴史

初期

1911年、この地で「ザ・グレート・インターナショナル・エビエーション・カーニバル」が開催され、世界的に有名だった飛行家グレン・カーチスが水上機のデモンストレーションを行った。その後数年間は曲芸飛行や訓練などに使用されていたが、1920年、アメリカ合衆国郵便公社(USPS)がソルトレイクシティーに航空郵便事業を始めるために拡張されることとなり、格納庫やその他建物が建設された。1925年には郵便事業が民間委託され、ウェスタン・エア・エクスプレス(現在のウェスタン航空)による運行が始まり、程なくして同社による旅客事業もスタートし、ラスベガスを経由しロサンゼルスとを結んだ。

飛行家であるチャールズ・リンドバーグ1927年に自分の航空機「スピリットオブセントルイス号」を使いこの空港へ飛来し、その後 Woodward Field と呼ばれるようになった。1930年に、この空港は400エーカー (1.6 km2) の土地と11棟の格納庫を備え、ソルトレイクシティ市営空港と改名した。

最初のターミナルと空港管理棟は1933年に52,000ドルをかけて建てられた。その少し前には、ユナイテッド航空がューヨーク線とサンフランシスコ線が運行を開始した。

飛行機での移動が一般的になったことや、第2次世界大戦中にこの空港を基地としたことなどから、3本目の滑走路が建設された。OAG(オフィシャル・エアライン・ガイド)が一日に42の飛行機が出発していると掲載し、ユナイテッド航空は1950年からシカゴへの直行便を運行している(が、ニューヨークへの直行便は1968年まで運行されなかった)。

就航路線

航空会社 就航地
デルタ航空 アルバカーキアンカレッジアムステルダムアトランタオースティンボルチモアビリングスボイシボストンボーズマンカルガリーカンクンシャーロットシカゴ/ORDシンシナティダラス/フォートワースデンバーデトロイトフェアバンクスフォートローダーデール、グレイシアパーク、ホノルルヒューストンアイダホフォールズジャクソンホールカフルイカンザスシティラスベガスロンドン/LHRロサンゼルス/LAXロサンゼルス/ロングビーチメンフィスメキシコシティミルウォーキーマイアミミネアポリス=セントポール、ミズーラ、ナッシュビルニューオーリンズニューヨーク/JFKニューアークオンタリオロサンゼルス/サンタアナオークランド(CA)、オーランドパリフィラデルフィアフェニックスポートランド(OR)、プエルトバヤルタローリー/ダーラムリノサクラメントサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンノゼ(CA)、ロスカボスシアトルスポケーンセントルイスタンパトロントバンクーバーワシントン/ダレスワシントン/ナショナルリマ(2025年12月4日より運航開始予定)[3]
デルタ・コネクション               アルバカーキオースティンビリングスボーズマンロサンゼルス/バーバンク、ビュート、カルガリー、キャスパー、シーダーシティ、コロラドスプリングス、エルコ、ユージン、フレズノ、グレイシア、カリスペル、グレートフォールズ、ヘレナ、アイダホフォールズ、ルイストン、ロサンゼルス/ロングビーチ、メドフォード、ミルウォーキー、ミズーラ、モアブ、オークランド(CA)、オクラホマシティオマハオンタリオロサンゼルス/サンタアナパームスプリングス、ポカテロ、ラピッドシティ、レッドモンド、リノサクラメントサンアントニオスポケーン、セントジョージ(UT)、セントルイス、サンバレー、トライシティズ(WA)、ツーソンタルサ、ツインフォールズ、バンクーバー
季節:ジャクソンホールカンザスシティサンノゼ、ウェストイエローストーン
サウスウエスト航空 オースティンダラス・ラブボルチモアヒューストン/ホビーシカゴ/MDWデンバーラスベガスロサンゼルス/LAXロサンゼルス/サンタアナロサンゼルス/バーバンクナッシュビルオークランドフェニックスポートランド(OR)、リノシアトルサクラメントサンディエゴサンノゼ
季節:オンタリオタンパ
ユナイテッド航空 シカゴ/ORDデンバーヒューストンロサンゼルス/LAXサンフランシスコニューアーク
アメリカン航空 ダラスシャーロットロサンゼルス/LAXフィラデルフィアシカゴ/ORD
ジェットブルー航空 ニューヨーク/JFKボストンロサンゼルス/LAXオーランドフォートローダーデール
アラスカ航空 シアトルポートランドサンフランシスコロサンゼルス/LAXサンディエゴ
フロンティア航空 ラスベガスデンバーフェニックスアトランタ
スピリット航空 ロサンゼルス/LAXラスベガス
アエロメヒコ航空 グアダラハラ
KLMオランダ航空 アムステルダム

貨物便

航空会社 就航地
アルパイン・エア・エクスプレス ボイシ, シーダーシティ, アイダホ・フォールズ, ジャクソンホール, ポカテロ, レックスバーグ, セントジョージ, サンバレー, ツイン・フォールズ
DHLアビエーション シンシナティ、 サクラメント・マザー
フェデックス・エクスプレス ボイシインディアナポリスメンフィスオークランド、アイダホ・フォールズ, ポカテロ, サンバレー
UPS航空 ボイシルイビルオークランドオンタリオポートランド
ウエスタン・エア・エクスプレス ボイシ, デンバー・センテニアル

交通

ユタ交通公社ライトレールTRAX」の駅がある。

脚注

  1. ^ Air Traffic Statistics”. Salt Lake City International Airport. 2021年12月26日閲覧。
  2. ^ FAA Airport Form 5010 for SLC (PDF) , effective 2009-02-24
  3. ^ Delta Adds Salt Lake City – Lima Route in NW25”. 2025年7月20日閲覧。

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