ゼミナール受講者の感想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 01:56 UTC 版)
堀先生の古武士然たる風格と、このゼミの先輩後輩の仲の良さ、連絡の良さに魅せられて参加させて戴きました。(中略)堀先生や矢島先輩のご厚意により住友合資会社に入れていただいたが、その方が社風も良く官吏より良かったと思っています。不思議なご縁で海運専攻のゼミ卒業生の私が日本郵船株式会社や大阪商船株式会社などに入社せず、住友金属に入って満州十年、晩年は住友海運で暮らすようになりました。堀先生や矢島先生のご恩は一生忘れられず、上京した時はお墓に合掌しています。 — 宮武栄太郎(昭和5学)、 私は一橋では俗に傍系、当時の神戸高商本科二年から一橋学部に転部した。プロゼミナールの選択に当たっては、たまたま神戸時代伊藤講師の面白おかしい海運論の講義に惹かれていたために迷うことなく堀光亀先生の交通論を選んだ。入門のお願いに当時千駄ヶ谷に在った先生のお宅にお伺いして、初めてあの懐かしい古武士の風貌をされた先生にお目にかかった。ひとしきり対談の後、先生曰はく「ワシは神戸高商出の奴はあまり好かんがお前は一寸変わったところがあるから入れてやろう」と言われたのには度肝を抜かれた。当時、私自身、序論、本論、結論とこじんまり固まった神戸の校風にいささか飽き足りなかっただけに、先生の所論が吾意も得たし、また初対面お言葉としていまだに忘れえない。 — 吉田八郎(旧:池田八郎)(昭和5学)、
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