セガサターン版 魔導物語
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「魔導物語」の記事における「セガサターン版 魔導物語」の解説
『魔導物語』は、1998年7月23日に発売されたセガサターン用ソフト。通称『SS魔導物語』『SS魔導』『サターン魔導』など。キャッチフレーズは「ロープレ世界に大打撃」「みんなにやさしいRPG」。コンパイルから発売された最後の『魔導物語』シリーズである。 本作では、数値でパラメータが表示される、パーティを組んで行動する、2Dフィールド等、これまでの『魔導物語』シリーズの特徴であった要素の大半を捨て去り、一般的なシステムのRPGになった。もっとも、今までの『魔導物語』の特徴が初心者にはとっつき難いものだったことも確かである。「普通のRPG」というのも今までの作品と比べた場合のことであり、本作では2.5Dクォータービューシステムを搭載している。 発表当初は、アルルが自宅を立ち魔導学校へ向かうという、『1-2-3』のエピソード2と3をリメイクするものになる予定であったが、コンパイルの経営破綻なども影響し製作が進まず、製品版ではシナリオが大きく変更されることになった。製品版では『ぷよぷよ通』『ぷよぷよSUN』『わくわくぷよぷよダンジョン』に登場したほとんどのキャラクターが登場している。後に、本作の製品版シナリオは『魔導物語'98』として、変更前の未発表シナリオは『真・魔導物語』として、本作のディレクターの織田健司によってノベライズされ(#真・魔導物語シリーズおよび#『真・魔導物語』設定の節を参照)、これに準拠した設定資料が『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』に収録された。この初期設定によれば、従来の『魔導物語』シリーズの1000年後の世界=『ぷよぷよ』世界を舞台にしたものだとされるが、実際のゲーム中でそれが語られることは一切なかった。コンシューマでの完全新規シナリオではあるが、「コンパイルクラブ」や「ディスクステーション」において正伝か外伝かを定義付けられたことは一度もない。 ストーリー 一流の魔導師を目指して修行している16歳の少女アルル・ナジャはある日、自宅で留守番しているカーバンクルと一緒に食べる夕飯の「特製カレー」を買いにリラクスの町へ出かける。その後の夜、就寝しようをした時に突然自宅から少し離れた所で謎の爆発音を聞く。翌朝、アルルとカーバンクルは爆発音の正体を突き止めるため出かける。 当時の公式HPにおいて登場キャラクターの人気投票が行われていた。結果は以下。 順位キャラクター名1位 シェゾ・ウィグィィ 2位 アルル・ナジャ 3位 ウィッチ 4位 カーバンクル 5位 ドラコケンタウロス 7位 キキーモラ ルルー 8位 サタン 9位 ラグナス・ビシャシ 10位 ハーピー ももも
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