スピード写真を証明写真に利用することの可否について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 03:09 UTC 版)
「証明写真」の記事における「スピード写真を証明写真に利用することの可否について」の解説
かつてのスピード写真は、画質が悪いことやセルフ撮影のため、ポーズのとり方によっては証明写真として使用しづらいものもあった。現在はデジタル化により、スピード写真の品質は改善されている。 また、スピード写真は不可と明記してあっても、どこまでをスピード写真とみなすかという明示はなされていないことが多い。スピードだけを条件にするなら、写真館で撮影してもポラロイドなどのインスタント写真であったり、スピード写真で使用されているものと同じ原理の写真プリンターを使用している店舗もある。銀塩写真同様の品質でスピード写真並みの速さで仕上げてもらえる場合もある。また、デジタル写真を不可とするならば、現在写真フィルムの一部が廃盤されている今日において、現実的とはいえない。素人が自分自身で撮影した写真が不可とするならば、デジタルカメラで撮影した写真を証明写真サイズでプリントする、セブン-イレブンなど一部コンビニエンスストアで行っている証明写真サイズの写真プリントサービスで出力した写真も不可、という解釈もできる。 なお、パスポートの申請はスピード写真で可能であるが、サイズ以外にも定められた条件を満たす必要がある。証明写真自動撮影機の筐体に説明のシールを貼り付けてあったり、画面などで案内される場合もある。 履歴書の書き方を説明した書籍や文章の中で「スピード写真は好ましくない」とする記述があるものがあるが、多くは履歴書の第一印象を左右するものであるから、プロのアドバイスの下撮影した写真のほうが第一印象が良くなる、という根拠に基づいている。一般的に写真撮影者(カメラマン)は技術職であり、前述した機材以上に、カメラマンの技術も証明写真の仕上がりに影響を与える。
※この「スピード写真を証明写真に利用することの可否について」の解説は、「証明写真」の解説の一部です。
「スピード写真を証明写真に利用することの可否について」を含む「証明写真」の記事については、「証明写真」の概要を参照ください。
- スピード写真を証明写真に利用することの可否についてのページへのリンク