ストロンチアン‐せき【ストロンチアン石】
ストロンチアン石(Strontianite)


高知県高岡郡佐川町永野組
SrCO3 画像の幅約4mm(左)、1mm(右)
1mmに満たない小さな結晶です。
画像中央の右から左に向かって付いている針状結晶がストロンチアン石です。
ストロンチアン石から新元素ストロンチウムSrが発見されました。
ストロンチアン石(Strontianite)


Munstertal,Black Forest,Baden-Wurttemberg,Germany
SrCO3 画像の幅約1.7cm、4cm
方解石の母岩上に付く白色半透明の六角柱状結晶がストロンチアン石です。
このように立派な結晶を産出することは稀な鉱物です。
ストロンチアン石(Strontianite)


Dreislar Mine,Dreislar,Winterberg,Sauerland,North Rhine-Westphalia,Germany
SrCO3 画像の幅約1.4cm、3cm
透明な六角柱状の結晶がストロンチアン石です。
ビンク色の重晶石(Barite)と共に美しい結晶が観察できます。
ストロンチアン石(Strontianite)

Minerva#1 mine,Hardin County,Illinois,USA
SrCO3 画像の幅約3.5cm
方解石の上にストロンチアン石の結晶が放射状に付いています。
ストロンチアン石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/24 15:50 UTC 版)
ストロンチアン石 | |
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カリフォルニアのストロンチアン石
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分類 | 炭酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 05.AB.15 |
Dana Classification | 14.01.03.03 |
化学式 | SrCO3 |
結晶系 | 直方晶(斜方晶)系 |
文献 | [1][2] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ストロンチアン石(ストロンチアンせき、strontianite)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。化学組成は SrCO3(炭酸ストロンチウム)、結晶系は直方晶(斜方晶)系。霰石グループの鉱物。
スコットランド・ハイランド地方のロッハバー(Lochaber)地区のストロンティーアン(Strontian)という場所で最初に見つかったので、この名がついた。この鉱石から発見・命名されたのがストロンチウムである。
産出地
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日本では、東京都白丸鉱山、高知県韮生鉱山などから産する[3]。
性質・特徴
この鉱物は、緑色または黄色っぽい白色で、繊維質の状態でまとまって存在しているが、ときどきプリズマティック結晶として存在する。
ストロンチウムの重要な原料である。
脚注
- ^ Strontianite (英語), MinDat.org, 2011年9月29日閲覧。
- ^ Strontianite (英語), WebMineral.com, 2011年9月29日閲覧。
- ^ 『日本産鉱物型録』 120頁。
参考文献
- J. Alexander Speer; Margaret L. Hensley-Dunna (1976). “Strontianitec ompositiona ndp hysicapl roperties” (PDF). American Mineralogist (Mineralogical Society of America) 61: l00l-1004. ISSN 0003-004X .
- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、120頁。 ISBN 978-4-486-03157-4。
関連項目
外部リンク
- 福岡正人. “Aragonite〔霰石〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2011年9月29日閲覧。
- Strontianite - mindat.org
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