【ストライクパッケージ】(すとらいくぱっけーじ)
strike package.
アメリカ空軍における編隊の編制方法の一つ。
攻勢対航空作戦など、航空優勢未確保の地域で空爆を行うために編制される。
関連:戦爆連合
標準的な構成
- 空中警戒管制指揮機(1機~3機)
- 目標へ直接爆撃を行う攻撃機・爆撃機(数十機)
- 攻撃機編隊の護衛と戦闘空中哨戒を行う戦闘機(数機~数十機)
- 敵防空網制圧編隊(数機~数十機)
- 空中給油機(10機以下)
- 爆撃効果判定を行う偵察機(数機)
一例
1965年、ベトナム戦争時におけるあるミッションで組まれたストライクパッケージを例として示す。
- F-105「サンダーチーフ」戦闘爆撃機 46機
15機が各2発のAGM-12ブルパップを搭載、防空網の制圧を担当。
残り31機がM117・750ポンド通常爆弾を各8発搭載し、目標への攻撃を担当。
- F-100「スーパーセイバー」戦闘機 21機
4機がAIM-9を搭載し、MIGCAPを担当。
2機が機関砲のみで武装し、攻撃目標周辺の天候偵察を担当。
15機がM117と2.75inロケットポッドを搭載、うち7機が対空火器を制圧、8機が被撃墜機のRESCAPを担当。 - RF-101「ブードゥー」偵察機 2機
攻撃前の偵察と、攻撃終了後の爆撃効果判定(写真撮影)を担当。 - KC-135「ストラトタンカー」空中給油機 10機
攻撃機、戦闘機へ空中給油を行う。
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