スタンス・政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 15:11 UTC 版)
欧州懐疑派の議員である。2016年6月に行われたヨーロッパ連合離脱の是非を問う国民投票に際して、ヨーロッパ連合離脱を支持した。 EU法に従えば、イギリスは真の深刻かつ目下の脅威となる者に限って、ヨーロッパ連合からのイギリスへの入国を拒否できる。この基準は非常に厳格であり、イギリスは過去の有罪判決・テロへの関与・交戦地帯への説明無き渡航などに基づいて入国を拒否できないのである。2010年以降ヨーロッパ連合以外からの渡航者については約67000人が入国拒否されたが、ヨーロッパ連合からの渡航者については入国拒否は約6000人となっている。 イスラム国によるテロとの戦いには大陸のヨーロッパとの共同作業は必須であるが、データ共有・取り締まり業務に関しては(共同作業をするのに)イギリスはヨーロッパ連合に加盟する必要は無い。EU法がイギリスにとっての脅威となっており、イギリスは自国民を守るための事前処置を施せない。そしてヨーロッパ連合はこのEU法の改正を拒んでいる。ラーブはヨーロッパ連合を離脱してこそイギリスの国境コントロールを取り戻せると述べている。 またメイ政権で行われたイギリスのヨーロッパ連合離脱後の、ヨーロッパ連合加盟国であるアイルランドとイギリス領である北アイルランドの間の国境管理に関する合意には反対であり、欧州連合離脱大臣の辞職につながった。
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