スズメノヒエ Paspalum thunbergii Kunth
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 20:27 UTC 版)
「スズメノヒエ属」の記事における「スズメノヒエ Paspalum thunbergii Kunth」の解説
原野に生える多年草で、高さは40-90cm、株立ちになる。葉は平坦で黄緑色でつやがなく、線形で、地上の茎と、花茎の基部近くにつく。葉の根元は鞘状に茎を抱いて、やや左右から偏平になっている。葉と葉鞘には柔らかい毛が生えている。花茎は初夏から出てやや傾いて立ち上がり、先端近くから3-5本の枝を出す。この枝は、主軸の回りに放射状に出るのではなく、主軸の傾いた側に偏って、水平よりやや小さい角度で出る。それぞれの枝は分枝せず、その下側に小穂を密生する。小穂は枝の下側に二列になって生じる。枝はやや腹背側に偏平になっており、上から見ると小穂はその下に半分隠れる。小穂は腹背側に偏平で、円形に近い楕円形で、先端が少しだけとがる。
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