スケルツォ 変イ長調とは? わかりやすく解説

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ボロディン:スケルツォ 変イ長調

英語表記/番号出版情報
ボロディン:スケルツォ 変イ長調Scherzo作曲年1885年  出版年1885年  初版出版地/出版社Bessel 

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 ボロディンは、グリンカロシア民族主義精神受け継いだロシア国民楽派の「五人組」の一員である。そして、他の4人(バラキレフムソルグスキーキュイリムスキー=コルサコフ)があまり向かい合うことのなかった交響曲分野積極的に取り組んだ作曲家である。そのこと冠してチャイコフスキーとともにロシアにおける交響曲創始者として捉えられることもある。貴族私生児として生まれたボロディンは、ピアノチェロフルート加え医学科学学んでいる。とりわけ化学の研究のために派遣されイタリアスイスにおいて、19世紀ロマン派代表する作曲家作品触れ徐々に傾倒していったことが、作曲活動にとって1つ転機となった考えられている。そして、亡くなるまで化学者として活動と作曲としての活動両立させた稀有音楽家として知られている。
 この作品は、晩年作曲活動円熟期1885年52歳の年で作曲された。同年に、サンクト・ペテルブルクから出版されている。当初オーケストラ作品として構想された作品を、ボロディン自身がピアノ・ソロのために編曲したのであるボロディン死後グラズノフ18651936)が《小組曲 作品1》をオーケストレーションした際に、この作品オーケストレーション行い組曲フィナーレとして置かれた。アレグロ・ヴィヴァーチェの8分の12拍子音楽運ばれ3部形式の形をとっている。また、フラット系とシャープ系のいずれかに偏ることのない調号変化見られる。尚、この作品は、リストが非常に好んだとされている。


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