ジョージ・サンソムとは? わかりやすく解説

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ジョージ・サンソム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 09:29 UTC 版)

サー・ジョージ・ベイリー・サンソム(Sir George Bailey Sansom、KCMG1883年11月28日 - 1965年3月8日)は、イギリス外交官で、前近代の日本に関する歴史学者。特に日本の文化に関する研究で知られる。


注釈

  1. ^ 1917年に商務省と外務省の合弁事業として海外貿易局が設立された。商務参事官はここに所属した。一般的に大使はじめ外交官(書記官)たちは商業の問題にあまり関心を持っていなかったため、サンソムによると「自分自身で采配を振るい、自分自身の時間は自分で処理し、誰にも相談しなくて良いという大いなる独立性」を得た。
  2. ^ google bookより 、エリオット没後の1935年刊。電子書籍Routledge)でリプリント版(2018年)。ISBN 978-0700702633
  3. ^ 穏健派と見られた人物は山本五十六吉田茂松平恒雄永井松三など
  4. ^ ハリファックス外務大臣もサンソムのアドバイスに従い、日本人は虚勢を張っているので経済分野で報復が可能との考えを固めた[1]
  5. ^ 大久保美春訳、マージョリー西脇(西脇順三郎の先妻)による挿絵多数。
    昭和初期の東京の街と人々の暮しを、軽妙な筆致で描写した人間観察記で、母親のねんねこの中で眠る赤ん坊、本屋で立ち読みに夢中になる学生たちなど、庶民の姿が温かい目差しで描かれている。訳者の大久保美春が「英国外交官夫人による1930年代日本の随想見聞記」として先行紹介している(『外国人による日本論の名著』の第24章、中公新書、1987年)
  6. ^ キャサリンについては、牧野陽子 の論文「赤裸々の人間讃歌―キャサリン・サンソムの東京時代」(所収 平川祐弘編『叢書 比較文学比較文化(2) 異文化を生きた人々』中央公論社、1993年)に詳しい。
  7. ^ 古代から江戸中期まで。訳者は美術史家で、『福井利吉郎美術史論集』(中央公論美術出版、上・中・下)がある。
  8. ^ 訳者平川祐弘によるサンソムの伝記があり『東の橘 西のオレンジ』(文藝春秋、1981年)と、文庫新版に収録。

出典

  1. ^ アントニー・ベスト (Antony・Best)『大英帝国の親日派』武田知己訳、中央公論新社〈中公叢書〉、2015年、109頁。ISBN 978-4-12-004757-2OCLC 929379066 
  2. ^ キャサリン・サンソム『東京に暮す』岩波文庫、1997年、259、260頁。
  3. ^ a b c キャサリン・サンソム『東京に暮す』岩波文庫、1997年、260頁。
  4. ^ キャサリン・サンソム『東京に暮す』岩波文庫、1997年、265、268頁。


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