ジョン・スコフィールド (音楽家)とは? わかりやすく解説

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ジョン・スコフィールド (音楽家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 00:55 UTC 版)

ジョン・スコフィールド
John Scofield
ドイツの音楽祭にて(2021年)
基本情報
生誕 (1951-12-26) 1951年12月26日(72歳)
出身地 アメリカ合衆国 オハイオ州 デイトン
学歴 アメリカ合衆国 バークリー音楽大学
ジャンル ジャズフュージョン
職業 ギタリスト作曲家
担当楽器 ギター
レーベル エンヤ・レコード
グラマヴィジョン・レコード
ブルーノート・レコード
ヴァーヴ・レコード
エマーシー・レコード
ECMレコード
共同作業者 ビリー・コブハム
ゲイリー・バートン
マイルス・デイヴィス
メデスキ、マーティン・アンド・ウッド
フィル・レッシュ
公式サイト www.johnscofield.com

ジョン・スコフィールドJohn Scofield1951年12月26日 - )は、アメリカ合衆国ジャズギタリストである。ジャズフュージョン系のミュージシャンとして、セッションやソロで活動。

来歴

ドイツの音楽祭にて(2006年)
ビリー・コブハムジョージ・デュークのバンドに参加。
  • 1976年 - パット・メセニーに替わってゲイリー・バートン・カルテットに加わり、レコーディング・アーティストとして日野皓正アルバム『メイ・ダンス』に参加した縁で、1977年7月に日本で日野兄弟と録音した初のリーダー名義作品がトリオ・レコードからリリースされた[1]。また同年にエンヤ・レコードと契約してライヴ・アルバム作品をリリースしている。
この時期にチャールズ・ミンガスやディヴ・リーブマンのカルテットなどでキャリアを積み、ジョン・スコフィールド・トリオ名義などで、スティーヴ・スワロウとのコラボレーション作品を残している。
グルーヴのある音楽を求めて1999年メデスキ、マーティン・アンド・ウッドの協力を得て『A Go Go』を発表。踊る音楽のあるジャム・バンド・シーンに自らの演奏を展開してスコフィールド・バンドを結成、ギタリストのアヴィ・ボートニックやレタスのドラム、アダム・ダイチなどを起用する。

使用機材

アイバニーズのテレキャスタータイプを弾くジョン・スコフィールド(2014年)

アイバニーズのセミ・アコースティック・ギターを使用し、2001年には同社の「AS200」を元にしたシグネイチャー・モデル「JSM」が発売されている[4]。セミアコ+RAT+コーラスが基本のセッティングである[5]。 アイバニーズのオールドのテレキャスタータイプやフェンダーのストラトキャスターも所有している。

演奏スタイル

わざと音を外したフレーズは、コンビネーション・オブ・ディミニッシュト・スケールが多用され独特の緊張感を与える。 インサイドから徐々に外していく場合(スケールアウト)、基準のキーから半音下のキーに移行していく手法も得意である。

ディスコグラフィ

リーダー作品

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

  • 『ステディ・グルーヴィン』 - Steady Groovin': The Blue Note Groove Sides (Blue Note) 2000年
  • ワークス・フォー・ミー』 - Works For Me(2000年1月録音)(Verve) 2001年
  • ウーバージャム』 - Überjam(2001年7月~9月録音)(Verve) 2002年
  • ScoLoHoFo名義, 『oh!』 - Oh! (2002年7月録音)(Blue Note) 2002年
  • アップ・オール・ナイト』 - Up All Night (2002年12月、2003年1月録音)(Verve) 2003年
  • マーク=アンソニー・タネジと共同名義, Scorched(2002年9月録音)(Deutsche Grammophon) 2004年(ライヴ)
  • アンルート』 - EnRoute: John Scofield Trio LIVE(2003年12月録音)(Verve) 2004年(ニューヨーク「ブルーノート」におけるライヴ)
  • ザッツ・ホワット・アイ・セイ』 - That's What I Say: John Scofield Plays The Music Of Ray Charles (Verve) 2005年
  • トリオ・ビヨンド名義, Saudades(2004年11月録音)(ECM) 2006年(ライヴ)
  • メデスキ・スコフィールド・マーティン&ウッド名義, Out Louder(2006年1月録音)(Indirecto) 2006年
  • メデスキ・スコフィールド・マーティン&ウッド名義, MSMW Live: In Case the World Changes Its Mind(2006年頃録音)(Indirecto) 2011年(ライヴ。CD 2枚組。)
  • ディス・ミーツ・ザット』 - This Meets That(2006年9月~2007年4月録音)(EmArcy) 2007年
  • 『パイアティ・ストリート』 - Piety Street (Universal Classics) 2009年

2010年代

2020年代

  • 『ジョン・スコフィールド』 - John Scofield(2021年8月録音)(ECM) 2022年
  • 『アンクル・ジョンズ・バンド』 - Uncle John's Band(2022年8月録音)(ECM) 2023年

コンピレーション

TV出演

  • 『東京JAZZ 2009』 (NHK BShi)2009年9月28日,10月1日

脚注

  1. ^ a b 林建紀 (2015年11月30日). “『ピック・ヒッツ・ライヴ』ジョン・スコフィールド”. AERA dot.. 朝日新聞出版. 2019年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月19日閲覧。
  2. ^ a b John Scofield - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年2月4日閲覧。
  3. ^ ジョン・スコフィールド、長年の友人スティーヴ・スワロウの楽曲を収める新作を発表”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年5月24日閲覧。
  4. ^ John Scofield Signature Hollow Bodies”. Ibanez. 2017年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月11日閲覧。
  5. ^ アーカイブされたコピー”. 2012年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月23日閲覧。

外部リンク




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