ギタリストの肖像とは? わかりやすく解説

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ギタリストの肖像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 05:26 UTC 版)

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ギタリストの肖像
ジョン・スコフィールドスタジオ・アルバム
リリース
録音 1989年11月19日 - 21日 ニューヨーク パワー・ステーション[2]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース ピーター・アースキン、ジョン・スコフィールド
専門評論家によるレビュー
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
フラット・アウト
(1989年)
ギタリストの肖像
(1990年)
心象
(1991年)
テンプレートを表示

ギタリストの肖像』(原題:Time on My Hands)は、アメリカ合衆国ジャズギタリストジョン・スコフィールド1989年11月に録音・1990年に発表したスタジオ・アルバムブルーノート・レコード移籍第1弾アルバムに当たる[1][2]

背景

本作よりスコフィールドのグループに加入したジョー・ロヴァーノは、1970年代初頭にバークリー音楽大学でスコフィールドと親しくなり、1993年にスコフィールドのグループを離れてからも、スコ・ロ・ホ・フォ名義のアルバム『oh!』(2002年)で共演するなど親交を保っている[3]。また、チャーリー・ヘイデンは本作でスコフィールドと初共演を果たした[4]

なお、スコフィールドは本作のレコーディング終了から間もない1989年11月27日、マッコイ・タイナーのアルバム『昔はよかったね』(1990年発売)収録曲のうち3曲を、タイナーとのデュオで録音した[5]

反響・評価

アメリカでは、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで自身初の1位獲得を果たした[6]

Michael G. Nastosはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「ここでの最も大きな心機一転は、かつてスコフィールド自身も会得した、初期フュージョン・ムーヴメントの定番パターンから脱却してみせたことだ。特に、よりハード・バップの血脈を引き継ぎつつ、カントリー的な弦の響きとオーネット・コールマン風のユニークなボイシングの両方からの影響を反映した"Farmacology"が好例である」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「これまでのジャズ・フュージョン的方向から更にモダンでジャジーな演奏になったと言えばいいだろうか」と評されている[1]

トラック・リスト

全曲ともジョン・スコフィールド作曲。9. - 11.はCDボーナス・トラック[2]

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「ワバシュIII - Wabash III」    
2. 「シンス・ユー・アスクト - Since You Asked」    
3. 「ソー・スー・ミー - So Sue Me」    
4. 「レッツ・セイ・ウィ・ディド - Let's Say We Did」    
5. 「フラワー・パワー - Flower Power」    
6. 「ストレンジャー・トゥ・ザ・ナイト - Stranger to the Light」    
7. 「ノクターナル・ミッション - Nocturnal Mission」    
8. 「ファーマコロジー - Farmacology」    
9. 「タイム・アンド・タイド - Time and Tide」    
10. 「ビー・ヒア・ナウ - Be Hear Now」    
11. 「ファット・リップ - Fat Lip」    

パーソネル

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c ジョン・スコフィールド/ギタリストの肖像 (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年8月15日閲覧。
  2. ^ a b c d Nastos, Michael G. “Time on My Hands - John Scofield”. AllMusic. 2021年8月15日閲覧。
  3. ^ A Fireside Chat With Joe Lovano”. All About Jazz (2003年1月31日). 2021年8月15日閲覧。
  4. ^ 日本盤CD (TOCJ-5200)ライナーノーツ(熊谷美広、1990年2月)
  5. ^ McCoy Tyner - Things Ain't What They Used To Be (1990, CD) - Discogs
  6. ^ John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月15日閲覧。



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