ジョン・スコフィールド&パット・メセニーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジョン・スコフィールド&パット・メセニーの意味・解説 

ジョン・スコフィールド&パット・メセニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 18:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジョン・スコフィールド&パット・メセニー
ジョン・スコフィールド&パット・メセニースタジオ・アルバム
リリース
録音 1993年12月 ニューヨーク パワー・ステーション[1]
ジャンル ジャズフュージョン
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース リー・タウンゼント
専門評論家によるレビュー
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
ホワット・ウイ・ドゥ
(1992年)
ジョン・スコフィールド&パット・メセニー
(1994年)
ハンド・ジャイヴ
(1994年)
パット・メセニー 年表
ゼロ・トレランス・フォー・サイレンス
(1994年)
ジョン・スコフィールド&パット・メセニー
(1994年)
ウィ・リヴ・ヒア(パット・メセニー・グループ名義)
(1995年)
テンプレートを表示

ジョン・スコフィールド&パット・メセニー』(原題:I Can See Your House from Here[2]は、アメリカ合衆国ジャズギタリストである2人、ジョン・スコフィールドパット・メセニー1994年に連名で発表したスタジオ・アルバム。当時、スコフィールドが所属していたブルーノート・レコードから発売された。

ステレオの左チャンネルでスコフィールド、右チャンネルでメセニーの演奏がそれぞれ強調されている[1]。全曲とも両名のギター・ソロがフィーチャーされており、「ノー・マター・ホワット」と「ユー・スピーク・マイ・ランゲージ」ではスティーヴ・スワロウのベース・ソロ、「エヴリバディズ・パーティ」と「ワン・ウェイ・トゥ・ビー」ではビル・スチュワートのドラム・ソロも聴ける[1]。メセニーが作曲した「セイ・ザ・ブラザーズ・ネーム」は、メセニーとブラッド・メルドーが2006年に発表したコラボレーション・アルバム『メセニー・メルドー』で再録音され[3]、「ザ・レッド・ワン」は、メセニーがクリスチャン・マクブライド及びアントニオ・サンチェスと共に制作したアルバム『デイ・トリップ』(2008年発表)で再録音された[4]

2014年には2枚組LP(180グラム重量盤)として再発された[5]

反響・評価

アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで1位を獲得した[6]

Ron Wynnはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「当然のことながら彼らのコラボレーションはリラックスしており、流れるようで、音楽的に穏やかな響きとなっている」「特にギター・ファンは、スコフィールドとメセニーのギターが正に部屋の中で鳴っているようなマスタリングに感動を覚えることだろう」と評している[7]。また、ドン・ヘックマンは1994年5月8日付の『ロサンゼルス・タイムズ』紙のレビューで4点満点中3点を付け「コンテンポラリー・ジャズ界で特に重要なギタリスト2人の首脳会談と呼ぶべき作品である。周知の通り、こうした出会いによって必ずしも感動的な作品が生まれるとは限らないが、この作品は大部分においてうまくいっている」と評している[8]

収録曲

1、3、4、6、10、11曲目はジョン・スコフィールド作曲、その他の楽曲はパット・メセニー作曲。

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「アイ・キャン・シー・ユア・ハウス・フロム・ヒア - "I Can See Your House from Here"」    
2. 「ザ・レッド・ワン - "The Red One"」    
3. 「ノー・マター・ホワット - "No Matter What"」    
4. 「エヴリバディズ・パーティ - "Everybody's Party"」    
5. 「メッセージ・トゥ・マイ・フレンド - "Message to My Friend"」    
6. 「ノー・ウェイ・ホセ - "No Way Jose"」    
7. 「セイ・ザ・ブラザーズ・ネーム - "Say the Brother's Name"」    
8. 「S.C.O. - "S.C.O."」    
9. 「クワイエット・ライジング - "Quiet Rising"」    
10. 「ワン・ウェイ・トゥ・ビー - "One Way to Be"」    
11. 「ユー・スピーク・マイ・ランゲージ - "You Speak My Language"」    

パーソネル

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c CD英文ブックレット内クレジット
  2. ^ 原題の直訳は『ここからあなたの家が見える』。
  3. ^ Adler, David D (2006年11月). “Jazz Reviews: Metheny Mehldau Pat Metheny/Brad Mehldau”. JazzTimes. 2017年4月9日閲覧。
  4. ^ Day Trip”. Nonesuch Records. 2018年7月8日閲覧。
  5. ^ ジョン・スコフィールド&パット・メセニーの94年作『I Can See Your House From Here』が180グラム重量盤LPで再発”. amass.jp (2014年4月17日). 2017年4月9日閲覧。
  6. ^ John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年4月9日閲覧。
  7. ^ Wynn, Ron. “I Can See Your House from Here - John Scofield, Pat Metheny”. AllMusic. 2017年4月9日閲覧。
  8. ^ Heckman, Don (1994年5月8日). “New Releases : Scofield / Metheny Summit Demanding but Rewarding : *** : JOHN SCOFIELD & PAT METHENY; "I Can See Your House From Here" (Blue Note)”. Los Angeles Times. 2017年4月9日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョン・スコフィールド&パット・メセニー」の関連用語

ジョン・スコフィールド&パット・メセニーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョン・スコフィールド&パット・メセニーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョン・スコフィールド&パット・メセニー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS