ジャクソン風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 08:42 UTC 版)
トッピングとして牛肉もしくは牛心臓肉の挽肉に玉ねぎとスパイスを加えるのがジャクソン風である。どちらの挽肉を用いるにしても、伝統的なソースは濃厚で栄養豊富なものである。蒸したバンズに挟んだ上質のソーセージにこのミートソースをかけ、角切りもしくは粗みじん切りの玉ねぎと一筋のマスタードをトッピングする。ジャクソン風のコニードッグが登場したのは1914年のことで、初期の提供店の中にトドロフスの店舗がいくつかあった。ただし現在は店舗としては営業しておらず、トドロフスはスーパーマーケットでの小売り用やレストラン他店向けにコニーソースの製造・販売を行っている。この地域にはコニーアイランド式の飲食店が数多く営業しているが、その中でも代表的なのはジャクソン・コニーアイランドとヴァージニア・コニーアイランドである。これら二店はいずれもトドロフスの本店があった場所に近いジャクソン駅前のイーストミシガン・アベニューで営業している。二店ともトッピングはトドロフスと同様にタマネギとスパイスの組み合わせだが、ソースには普通の挽肉ではなく心臓肉の挽肉を使用している。ジャクソン風のコニードッグで心臓肉が使われるようになったのはそれほど昔ではなく、1940年代の初めまでは普通の挽肉だった。ジャクソンではコニードッグがとても重要な扱いを受けている。『ジャクソン・マガジン』誌や『ジャクソン・シチズン・パトリオット』紙は住民投票によって市内のコニーアイランド式レストラン全店からベストを選出するコンテストを毎年開催している。
※この「ジャクソン風」の解説は、「コニードッグ」の解説の一部です。
「ジャクソン風」を含む「コニードッグ」の記事については、「コニードッグ」の概要を参照ください。
- ジャクソン風のページへのリンク