シンジュボシ【シンジュボシ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第13528号 |
登録年月日 | 2005年 12月 7日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | シンジュボシ よみ:シンジュボシ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉川亮、中村和弘、伊藤美環子、伊藤裕之、星野次汪、佐藤暁子、伊藤誠治、八田浩一、中村洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東北皮30号」に「シュンライ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県盛岡市)における成熟期はやや早、稈長がやや長、精麦白度が大の押し麦向きの品種である。叢性はやや匍匐、株の開閉は開、並渦性は並である。稈長はやや長、稈の細太、剛柔及びワックスの多少は中、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無である。穂長、粒着の粗密及び穂の抽出度は中、条性は六条、穂の下垂度はやや垂、芒の有無と多少は多、芒長は長、芒の粗滑は粗、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小及び千粒重は大、リットル重はやや大、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はⅣ、茎立性、出穂期及び成熟期はやや早、粳・糯の別は粳、皮(裸)性は皮、脱芒性は難、穂発芽性はやや難、脱粒性はやや易、耐倒伏性、耐寒性及び耐雪性はやや強、耐凍上性は強、収量性はやや多である。粒質は中間質、精麦歩留はやや大、精麦白度は大である。赤かび病及びうどんこ病抵抗性は中、小銹病抵抗性は弱である。「ミノリムギ」と比較して、葉鞘の毛が無いこと、千粒重が大きいこと、穂発芽性がやや難であること等で、「べんけいむぎ」と比較して、耐凍上性が強いこと、精麦白度が大きいこと、赤かび病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に農林水産省東北農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、岩手県盛岡市)において、「東北皮30号」に「シュンライ」を交配し、8年に雑種第5代で系統選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ヘルシーパール」であった。 |
- シンジュボシのページへのリンク