シングルチップ・クラウド・コンピュータとは? わかりやすく解説

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シングルチップ・クラウド・コンピュータ

別名:シングルチップ・クラウド・コンピューター
【英】Single Chip Cloud Computer, SCC

シングルチップ・クラウド・コンピュータとは、Intel発表したメニーコアCPUアーキテクチャである。2009年12月プロトタイプ初め公開された。

シングルチップ・クラウド・コンピュータのプロトタイプでは、IAIntel Architecture)をベースとした完全にプログラム可能なCPUコアが、24ペア(計48個)搭載されている。それぞれのコアチップ上で毎秒256GB(ギガバイト)の高速ネットワークによって接続されており、直接データやりとり交換できる製造プロセスは45nmで、合計で約13億個のトランジスタ集積されている。

シングルチップ・クラウド・コンピュータはIA準拠しているため、同アーキテクチャ開発され従来ソフトウェア動作させることが可能である。また、データチップ上で直接交換する構造採用されていることで消費電力効率化さており、25Wから最大125W程度48コアがすべて動作するという。

シングルチップ・クラウド・コンピュータという呼び名は、その構造クラウドコンピューティング実現するデータセンター構造似ていることから付けられたという。つまり、数万コンピュータ物理的に接続し膨大な量の演算並列処理しているデータセンター同様の構造チップ上に集約されている。

シングルチップ・クラウド・コンピュータ

Intelは、2010年には研究者対象試作品チップ配布する予定であると発表している。



※Copyright Intel Corporation
参照リンク
Single-chip Cloud Computer - (英語)
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