シングルセッション
シングルセッションとは、CD-ROMへデータ書き込む方法のひとつで、データを一回だけ書き込む方法のことである。
CD-ROMにデータを記録する場合、データの開始を示す「リードイン」と、データの終了を示す「リードアウト」という領域が作成される。これらの「リードイン」と「ロードアウト」および「データ」の部分は、まとめて「セッション」と呼ばれる。
初期のCD-ROMでは、「リードイン」と「ロードアウト」を1回所ずつしか使用できないため、シングルセッションと呼ばれる。このシングルセッションでは、データを1回しか書き込むことができないため、後からデータを追記することができない構造になっている。そのため、後に、「リードイン」と「リードアウト」、そして「データ」のセッションを複数箇所に設置できるマルチセッションと呼ばれる方式が用いられるようになった。マルチセッション方式では、セッションを複数設けることを前提としているため、データの追記を行うことが可能となっている。
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